アーティストインタビュー(前編)

ニコニコ動画に自身初となるオリジナル楽曲「ステイホーム」を投稿されたされたぱるかさん。このインタビューでは、制作の裏話などをたっぷり伺いました。前編では作曲に至った経緯や実際の作曲作業について質問をぶつけてみました。

 

 

―まずは、初投稿おめでとうございます。

 

あ、ありがとうごさいます。

 

 

―初めての作曲、そして投稿ということでしたが、そこに踏み切ったきっかけというのはあったんでしょうか?

 

そうですね、実はとある自主ゼミに参加していまして。ボーカロイドに触れる機会が増えたっていうのと、そこでボーカロイド楽曲を自作している人々に出会ったのが大きかったですね。もともと音楽は好きでしたが、作曲しようと思ったことは無くて。良いきっかけかなと思いました。

 

 

―実際に曲を作っていく上で大変だったことはありましたか?

 

はい、それは沢山。今まで音楽を演奏する機会は多々あったものの、作曲するための基礎知識なんかはさっぱりなかったです。キー?コード?DTMってなに??っていう状態で。ひとつひとつさらっていくところからでした。作業自体は、メロディと歌詞を作る→伴奏をつける→調教する→ドラムをつける→動画をつけるっていう流れでやっていきました。だいたいそれぞれ2日間くらいでやったんですが、伴奏をつけるっていうのは本当に苦戦して。結構時間をかけましたね。

 

 

―伴奏をつけるってそんなに大変なことなんでしょうか。

 

わたしにとっては難しかったです。何せコードとは…っていう感じでしたから。そこから一つ一つ手探りで当てはめていきました。より良いコード進行を探索するというよりは、変に聞こえないコードを探すだけで精一杯でしたね…本当はベースラインなども作ってより厚みのある音楽に仕上げるのが理想ですが、到底そこまでたどり着きませんでした……

 

 

―時間制限があったから?

 

そうです。初音ミクは無料体験版のものを使っていて、その期限が39日間だったので。逆に期限があったからなんとか一区切りつくところまでできたっていうか。わたしにとっては期限があって良かったと思います。本当はもっと様々な工程があったり丁寧にやるべきところがあったりですが…

 

 

―なるほど。では楽しかった作業というのはありましたか?

 

ボーカロイドの調教作業ですね。いろいろなパラメーターがあって、それぞれ変化させると声が変わっていくんです。明るい声、暗い声とか。これも初めて触ったのでなかなか上手くはできませんでしたが、幼くて無邪気な、ピュアなミクちゃんをイメージして音を作っていきました笑

 

 

―完成させてみて、どうでしょうか。

 

意外と形にはなるもんだな、というのが印象です。もちろんド素人の戯れにすぎないのですが、それでも楽しかったなって。あとは、自分の勉強になりました。何となく耳にしていた音楽のすごさを改めて実感できたっていうか。曲の構成とか、音の重なりとか、今まで意識していなかった部分が聞こえるようになりました。

 

 

―それは大きな収穫でしたね。ところで、ぱるかさんの名前の由来って何ですか?

 

あっ、えっと、もともと自分の名前をはるかと名乗っていまして。投稿にあたってぱるかという名前を使うことにしました。誰かを意識しているのかと聞かれることもありますが、ご本人にお伺いを立てたわけではないので、そこはにゃーんでお願いします。

 

 

―かしこまりました。投稿を終えてみて、改めて思うことなどはありますか?

 

任務完了!という感じです笑 これで終止符を打てたっていう。ただし、再生回数がちびちび増えていくの、あれはいかんですね、、心臓に悪い。羞恥心ではちきれそうだ!!それと、なんか音量ちっさかったですよね笑 どの過程でちっさくなったのかよくわからなんですが…音量ちょっと上げめでよろしくお願いします。素人丸出しですみません…

 

 

時々照れるような表情を見せながらも赤裸々に語ってくれたぱるかさん。後編ではさらに切り込んで、楽曲の秘密に迫っていきます。

 

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