ぱてゼミとの出会い (とか言いつつ天月さんとの出会いも語る回)

これは、東大ぱてゼミアドベントカレンダー企画「#ぱドカレ2020」12月15日の記事です。素敵な記事がたくさんありますのでどうぞこちらからご覧ください↓↓

東大ぱてゼミAdvent Calendar 2020 記事まとめ - tps_blog’s diary

 

 

ありがたいことにこのような企画に参加させていただけるとのことなので、わたしがどのようにしてぱてゼミと出会ったのかを記していきたいと思います。

 

はじめてボカロというものを知ったのは、中学生になってからだった。同じクラスの友達に、ボカロ曲やまふまふさんなどの歌い手さんが好きな人がいて、その人がしゃべっているのを聞いて興味を持ったけど、実際に聞く機会はまだなかったと思う。ケータイは持ってなかったし、パソコンはあったけど塾の講義映像を見る以外に使ったことがなかったから、インターネットに触れる機会がなかった。そんな中でその子のしゃべることは、なんだか別の世界の話のようだった。いっつも一緒にしゃべっている子っていうよりは、同じクラスにいるだけのクラスメイトって言った方が近かったからっていうのもあるかもしれない。よくわからない言葉がぽんぽん出てくるし、まるで違う国のうわさ話をこっそり聞いているような気分だった。

 

実際にボカロを聞いたのは中学3年生が終わる春休みだったと思う。それより前にちょびっとは聞いたことあったかな…クラスに千本桜をいつも弾いてる子がいてすげーーなんだこれ!ってなったりとか、耳に入ることはあったな。どうして中3も終わるころになってから聴き始めたかといえば、パソコンを自分で扱えるようになったからだ。中3で研究論文という名で一年かけて文章を書いたのだが、それに際して父がパソコンを用意してくれた。研究論文がひと段落した後、ふと中1の頃に話を聞いて以来ずっと気になっていたボカロなるものを覗いてみようと思ったのだ。何から聴いたかなんて思い出せないけど、たぶん教室で耳にしてた千本桜とかからじゃないかな。ピアノで音数がすごく多くてすげーーってなってたけど、本物を聴いてうおおおおこういう感じなんだ!ってなって、その弾いてる子のすごさを改めてわかったみたいな笑 それからなんだろう、、あのボカロ好きの子が言っていた+♂なんか最初の方に聴いて、あまりの情報量の多さに圧倒されて呆然としたなぁ。なんか見てはいけないものを見てしまったような気がしてしばらくどうしていいかわからなかった笑 でもなんか怖いもの見たさみたいな好奇心で、脳漿炸裂ガールとか聖槍爆裂ボーイとか厨病激発ボーイとか繰り返し聴くようになった。

 

その頃は登録してニコニコ動画見るなんてことはできるわけもなく、YouTubeに転載された動画を漁っていた(それも怖いもの見たさだって感じる要因だったかも)わけだけれど、そこで出会った一曲がその後の私を変えた!(大げさ笑)それは、天月さんが歌った天ノ弱である。最初はボカロを聴いていたのだけれど、あまりに刺激的で……(今から思えば選曲に起因する部分が大きい笑)それで、例のボカロ好きの子が好きだと言っていたまふまふさんや、その関連動画をいろいろと聞いているうちに歌い手さんって良いなってなった。同じボカロ曲でも、違う人が歌うとまた印象がガラッと変わって心に響く。そんな中で、あの天ノ弱に出会ったのだ。聴いた瞬間に、耳の中に流れ込んでくる声に心を奪われた。なんて形容すれば良いかわからなかった(のちにわたしはその声をジューシーな声だと表現した)が、好きだ…!!!と思ったのだ。それで、即刻天月さんのファンに!……なるわけではなかった…笑 実はその時はそらるさんの声も同じくらい好きだった笑 なんていうんだろう…あの丸い声が耳に心地よかったんだよなぁ。そうやってだんだんと歌ってみたを聴くようになって、こっそりニコニコ動画に登録して歌い手さんのニコ生を聴くようになって…笑 あるときお母さんに、どうこれいいでしょ!好きなんだ!という感じで、天月さんとそらるさんの歌ってみたを聴かせたんだ。それで、好きになってもいいかな、どっちの方がいいかな、、って笑 恋人か!!笑 しかも事前にTwitterなるものやブログなるものなどを調べていて、そこで天月さんの方にはちゃんとホームページがあるって知っていたから、何となく天月さんのほうが大丈夫なのかなとか考えていた(何が!?)まああとはそらるさんがニコ生で「あんまり年下の子は恋愛対象じゃないかなあ」とか言ってたのがショックだった(笑)のと、天月さんがブログででかめのライブをやったらしいこと書いてたのと、まあいろいろあって天月さんの方が好きになっても良さそうだなって思ったの、それでお母さんも認めてくれたので(いや恋人か!!)、晴れて天月さんのファンになったのである。

 

天月さんを好きになってから、ボカロそのものというよりは歌ってみた、それも天月さんばっかりを聴くようになった。そしてライブに行くようになって……初めて天月さんを見に行ったときは、最初のきっかけとなったボカロ好きの子と一緒に。まだその頃は天月さんも今ほど大規模なイベントやライブをやってるわけじゃなくて、わたしが行ったどこかの学園祭のステージかなんかでは、お客さんは100人かそこらだったと思う。めちゃくちゃ目の前で天月さん(正確にはmelost)が歌ってて、もう胸バックバクだった笑 ほんと、かっこいいし、声いいし、、そしてくるぶしがきれいすぎて目が釘付け……いや眩しくて顔直視できんかったんよ!!笑 ライブイベントの後の握手会では、もう本当に全身が沸騰するような感じで、まともにしゃべれなくて…「天月さんが歌ってるの初めて聴きました…!すごく良かったです…!」しか言えなくて、天月さんはこのイベントで初めて聴かれたのかと思ったのかめちゃ改まった感じで、「あ、ありがとうございます!これからもよろしくお願いします!」と返された…んんんおうちでは天月さんずっと聴いてたのに……次の子は天月さんの手ずっと握ったまま語り始めたから、あー握手会ってこういう感じなのかぁ……って後から理解したよね(時すでにお寿司)わたしはその子がしゃべってる間ずっとはしやんさんに手握られたままで、どうすればいいかわからなくてそそくさと離れようとしたけど、はしやんさんが離してくれなくてぶんぶん手振り回された思い出笑……あ、この調子で行ったらぱてゼミまでたどり着かない…!?ごめんなさいごめんなさいm(__)m

 

時が経ち、わたしは東大に合格して無事入学しました。(だいぶ時経ったね?笑)1年生当時に7号館か5号館かに貼ってある張り紙を見てぱてゼミの存在を知って、おおお!ボカロをやるゼミがあるのか…!!と思って、興味を持っていたのだけれど、実際にぱてゼミに参加したのは3年生になってから。9期なんですよわたし。でもでも1年生のときからほんとに参加しようとしてたんですよ…!

 

その時初回は過ぎてしまっていたのだけれど、ぱてゼミの講義の情報をTwitterで調べて緊張しながらいざ5号館に。教室に入ってじっとしてたけどなんか周り思ってたほど人多くないな…なんだろう…こんな雰囲気なのか??と思ってたら教室間違っていたことに気づき(笑)あわてて隣の教室に駆け込んだらもう後ろの方しか席空いてなくて、そこにちょこんと座った。いきなりボカロ曲流し始めてうおおおこれがぱてゼミかああと思っていたらなんと初ゼミでお世話になった稲見先生がゲストとして登場!びっくりして正直その印象しか残らなかった…笑 ほんもののぱて先生を目にしているはずなのにまったく思い出せないのが今となっては残念過ぎるのです……、、まあとにかくそんなかんじで一度参加したのですが、予想をはるかに超える講義時間で(警備員さんが教室から出ろと急かしに来るくらい笑)、学校まで1時間以上かかる身としては続けて通うことが難しかったのでした。

 

ぱてゼミに興味を持ちながらも参加を断念し、初回講義の時期にまた行きたいと考えるもののやはり難しいと諦め……そんな中でのオンライン開催、もうこれは参加するしかない!!とめちゃくちゃ嬉しかったのを覚えています。こうして駒場卒業後となりましたが、念願のぱてゼミメイツになることができたのです。実際に講義を聴くと毎回本当に中身がぎっしり詰まっていてとても興味深くて、、この状況というのは誰も望んでいるものではなかったものの、そのおかげでこういう縁をいただけたのは幸せだなぁと思っています。

 

ボカロ好きの子がクラスにいて、天月さんを好きになって、ぱてゼミに参加できて……そういうふうにつながった一番最初のその子にとても感謝してるし、その子だけじゃなくいろんな要素が合わさったことでぱてゼミまでたどり着いたということに思いを馳せると、なんだか感慨深いなぁと思います。そして、それらをこうして語る機会をいただけたことも嬉しく思います。本当にありがとうございます。そして…ここまで読んでくれた人!長々とお付き合いありがとうございました。そうとうわたしにきょうみありますね?!笑 ぜひなかよくしましょう!!笑笑

 

以上!メリークリスマス(∩´∀`)∩